バレンタイン・デーの贈り物

みんな今日も気をつけて。

昨日は、大雪の中「オフィスのみんな」に素敵なものを持参してくださった大学生の女性の方々には、心から感謝。

「僕」への素敵なものなんて要らない。みなさんとランチをご一緒して、愛と恋についてお話ができたことが一番だった。

”恋愛は生活に支障きたしませんか?”

そんな質問をもらったけれど、安心して欲しい。おっしゃる通りだ。

No.1 ホストの男が「相手のことを一日中考えているヤツがモテる」と断言していたから、やってみたけれど、考えているだけでは、2/14に、まったく連絡もなく、強い孤独を感じることが分かった。

万葉集でも孤独が悲しいから「孤悲(こひ)」と書いたくらいだ。人は10世紀も前から、孤独と戦ってきた。

だから、みんなも戦って欲しい。

一日中、相手のことを考えて、孤独を理解して欲しい。

チョコレートをもらえるかどうかの不安を抱えた男性が、大雪の中で映画館の前を通ったときに、「永遠の」というタイトルを見て、どれほど驚くか、理解できるかもしれない。

そして、大雪なのに、へそ出しの白いセーターを着ている綺麗な女性がいて、その手を握っている男性のもう片方の手に、大きな紙袋が握られていて、そんなカップルの隣に立っている自分の両手が空いているときの気持ちが分かるかもしれない。

おへそから目を背けるために、スマホのFacebookを開いた瞬間、今年も楽しそうに「チョコレート授与式」をやっている企業の写真が目に入ったときの複雑な思いが分かるかもしれない。

そういうことが理解できた時、きっと、いい恋ができると思う。
戦って欲しい。僕も応援している。

。。。

魅惑のおへそと、手ぶらに耐え切れなくなった僕は、駅近くのスタバに立ち寄った。

美しい女性店員に「男性に人気のチョコレート」がないかと尋ねたところ、まぶしい笑顔で、彼女は確認してくれた。

“男性の方への贈り物ですか?”

僕は両手の拳を握りしめて「自分用」と伝えた。