Riskmaster たちの計算(PACT2008 に参加して)

サンノゼの JETRO さんに chance を頂いて、PACT 2008 に参加しました。このイベントの中で、日本人としては、NOTA さんとUtagoe が extreme pitching に参加しました。

この2分間の「マイクだけでプレゼン」という extreme pitching は、非常に良い経験と機会になりました。43社がすごい勢いで、プレゼンしました。

Tim Draper氏, Ron Conway 氏など、超著名人(投資家)も参加し、2日間に渡りとても刺激的な会でした。Tim Draper 氏は、Riskmaster の歌を披露。Ron Conway 氏の金融危機に対する警鐘と、スタートアップ企業によって生まれたシリコンバレーは健在であることの講演。Omid Kordestani 氏(Google の収益を作った人)の講演などは、非常に刺激的でした。

Ron Conway 氏の警鐘(以前の TechCrunchの記事)

今回、過去に参加した日米のどのイベントよりも、僕にとっては良かったと思いました。人数も200人ほどですし、会場もホテルとかじゃなく、インキュベーション施設。超著名な投資家たくさん。元気のあるスタートアップ企業たくさん。

ここで、色々な人と話して、強く感じたことは以下のような内容。

  • 現在、ベイエリアでは毎日、レイオフラッシュ。今日は Yahoo! が1000 人規模のレイオフを発表したことが、朝一番のニュースでした。スタートアップ企業の緊迫感はすごいものがあります。先日のセコイアの警鐘を見ていない人は、以下など。http://zen.seesaa.net/article/108273366.html
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  • 投資家ほど、金融危機に対して敏感なはず。でも、実際会ってみると、結構みんなのんびりした雰囲気。不思議だなと思って聞いてみたところ、「IT 投資の回収はほぼ終わったから」だそうです。景気に左右されにくく、しかも政府からの援助金が出るバイオ投資に、ここ数年、すでに多くの資金をシフトしていたため、今回の金融危機については影響を最小限にしていたとのこと。Riskmaster たちからすると、「ウォールストリートの失敗」はすでに計算済。
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  • Google 自身、今期は広告の業績よかったけど、これからは厳しくなることを予測しているとのこと
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  • グリーンショップの検索に特化しているスタートアップがいた。環境に優しいお店、LOHAS なお店に特化した検索の需要が急速に増えているらしい。目の付けどころが面白い。投資家たちの目を集めていたカナダの企業。(ウタゴエの Live100 とシナジーがありそうだということで、仲良くなりました。)
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  • とある方の助言。「工業系の事業は非常にこれから厳しくなる。こういうときは同じ技術を医療系やバイオ系にシフトしておくと良いよ。1日でカスタマイズできるでしょう?前回のITバブル崩壊のときはそうやって生き残ったよ」
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金融危機の中、悪い話しばかりでもなく、前回の IT 不況のときと同様、不況の時期は新しい技術や概念(Web2.0など)が育つ時期で、スタートアップ企業にとっては、絶好のチャンスでもあるということ、また、大企業は、新規事業を始めないと生き残れない時期で、スタートアップ企業と提携が加速し、とても良い時期だということも再認識できた場でした。

そして、何よりも、シリコンバレーの Riskmaster (投資家)たちが、金融危機の影響受けにくい事業に、いち早く投資を移行しているマクロ分析、リスク分析の確かさが、とても印象的な会でした。

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