2011年から、ずっと、自分の健康状態を記録していて、この約6年間で僕は 8回出社できない日があった。
その理由が、すべて「インフルエンザ」だった。
予防接種をしていたのに、かかるのは、恥ずかしい。
寿司屋さんをはじめ、自分の名前で商売している一流の方々は、インフルエンザにも掛からずに、休まず仕事をしている人が大半だ。
それなのに、予防接種をしていて、インフルエンザになるのは、自分の健康管理の甘さが露呈されたことになる。
最高のパフォーマンスが出せるように、自分を管理して、一流の仕事ができるようになりたいものだ。
ちなみに、同じ業界の経営者に 10年間、まったく病欠しない人がいて、その人が「早目のパブロンでは間に合わない」と言っていたので、先日、見習って、風邪を疑ったタイミングで、薬局に駆け込んだ。
清楚感あふれる薬剤師さんに対し、僕は堂々と
“早すぎるパブロンをください!”
と伝えてみた。勢いが大切だ。
すると、後ろで結った長い黒髪と白衣が似合う彼女は、その勢いを受け止めながら、かみしめるように僕の症状を確かめ、落ち着いた笑顔で、教えてくれた。
“その症状は花粉症です。パブロンは意味がありません”
新宿で、アレルギー用の薬を手に握りしめながら、僕は、一流への道のりの険しさを感じた。